こんにちは。
借金完済主婦、たかちです。
前回の記事で借金の滞納が続くと差し押さえになるという事をお伝えしました。
差し押さえという事になった場合、一体どのように、どんなものが差し押さえられてしまうのか?
今回は借金の差し押さえについてもう少し詳しく、わかりやすく解説していきたいと思います。
どうなったら差し押さえられる?わかりやすくおさらい。
前回の記事でも解説しましたが、借金の滞納が続くと差し押さえが行なわれます。
差し押さえは借金の滞納が始まってすぐにされるのではなく、
借金の滞納が始まる
↓
電話や手紙で催促される(督促)
↓
取立てが来る(来ない場合も)
↓
裁判所から督促状が届く
↓
差し押さえ
という流れで進みます(めちゃくちゃざっくり解説です)。
なので、滞納してしまってもすぐには差し押さえられる訳ではないので、びくびくしなくて大丈夫。
ですが借金をした相手によっては、滞納が始まってから数ヶ月で差し押さえまで至ってしまうこともあります。
なのでできるだけ早い段階で返済するか、滞納が続きそうなら債務整理をして借金を減らすなど対処した方がいいですね。
差し押さえされたら、何を持っていかれる?
では、実際に差し押さえになってしまったら何を持っていかれてしまうのでしょうか。
差し押さえは返済されなかった借金を回収するために行なわれるため、当然ですがお金になるものが優先で持っていかれます。
差し押さえで持っていかれやすいものを以下に挙げてみました。
銀行口座に入っている預金
最初に差し押さえされるのは銀行口座に入っている預金。
当然ですがお金は換金する手間がかからないので、真っ先に差し押さえられます。
ただし、銀行口座が凍結される訳ではないので、差し押さえられても口座を使うことはできます。
会社からもらうお給料
銀行口座とともに最初の段階で差し押さえられるのは会社からもらう予定のお給料です。
全てを持っていかれる訳ではなく、基本はお給料の4分の1が差し押さえられます。
手取りが33万円を越えている場合は、超えた分が全て持っていかれます。
また、お給料を差し押さえる際にその通知が裁判所から勤め先の会社に送られることになるので、借金を滞納していることが会社に知られてしまいます。
会社にバレてもクビにされる訳ではありませんが、周囲からの信頼を失ってしまうため、職場にいづらくなったり、遠まわしに退職をすすめられてしまう可能性があります。
不動産
自宅やそれ以外に自分で持っている不動産があれば、それも差し押さえられます。
差し押さえられると競売にかけられ、他人の手に渡ってしまいます。
特に自宅がなくなるとすぐ生活に困ることになりますから、差し押さえにならないように借金返済は計画的に行なっていきましょう。
高価なモノ
基本的にはモノはあまり差し押さえの対象とはなりません。
ですが、高価なモノは差し押さえられる可能性があります。
例えば、宝石や美術品のようなものですね。
また、自宅などに多額の現金を持っていた場合はそれも差し押さえられる可能性が高いです。
差し押さえられないモノ
すでに書きましたが、モノは基本的には差し押さえの対象にはなりません。
特に、生活必需品については差し押さえられることはなく、冷蔵庫などの家電や洋服などの身の回りのものはまず持っていかれません。
また、食料品なども対象外となっているので、差し押さえが行なわれたとしても生活ができるように配慮がなされているんです。
赤紙は貼られない
ちなみに、借金の滞納で差し押さえを受ける場合、テレビや映画の中で見られる「赤い紙を家中に貼られる」というアレは行なわれません。
借金の滞納で裁判所の指示で差し押さえとなったモノには印が貼られる場合がありますが、白い小さなシールが目立たないように貼られるだけ。
しかもすでに書いた通り、生活必需品は差し押さえされないので、家の中が赤い紙だらけになる、なんてことはありません。
差し押さえを避けるための対処法
前半でおさらいしたように、差し押さえは借金滞納後すぐに行われる訳ではありません。
ですが、借金の催促を無視し続け、放置してしまうといずれ差し押さえが行なわれます。
差し押さえられてしまうと生活が不便になるだけでなく、周囲の人にも滞納と差し押さえの事実を知られてしまうため、できるだけ差し押さえになるのは避けたいところ。
最後に差し押さえを避けるための対処法を挙げたので、差し押さえが心配という方は参考にしてください。
滞納していた分を返済する
一番いいのはこの方法です。
「そんなの分かってるよ!」と怒られてしまいそうですが…(汗)。
滞納が何ヶ月も続くと差し押さえになってしまうので、その前に滞納した分を全て返済できればベスト。
ですが、一部を少しずつ返済するだけでも「返済する気はあるようだ」と認めてもらえ、差し押さえが行なわれない場合もあります(相手によって対応は異なります)。
でも、毎月苦しいから借金を返済できず滞納していた訳で、「返せるお金があるならこんな事になってないよ!」という人も多いのではないでしょうか。
債務整理をする
返済したいけどお金がないから滞納してしまう。
その状態が続いてしまうなら、すでに危険信号。
日常の生活が借金に追われてしまっています。
「いずれ返すから」と思っていても、100%信頼できる入金予定がない限り、今返せないものが数ヵ月後に返せるようになる訳がありません。
今はまだ何も起こっていないように見えるため「しばらくこのままにしておこう」と思えるかもしれませんが、督促を無視し続けていれば差し押さえは突然行なわれます。
そうなると、お金やモノだけではなく、社会的な信頼さえも失ってしまうんです。
今滞納が続いてしまうのであれば、それはもう無理がきているという事。
自分で何とかしようとせず、いまのうちに借金を整理して減らすなどの対処をすべきです(これを債務整理と言います)。
債務整理と聞くとおおごとのように感じられるかもしれませんが、借金の滞納が続いて差し押さえになる方がよっぽどおおごとです。
債務整理をしても周囲の人に知られることはまずありませんし。
早い段階で債務整理をして借金を減らせれば生活も一気に楽になりますし、ストレスも大幅に減ります。
どのぐらい借金を減らせるかだけならたったの3分でチェックできます。
今の自分に債務整理が必要かどうかを知るところからはじめましょう。
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