こんにちは。
借金完済主婦、たかちです。
借金の返済がきつく、借金に追われる生活になってきた人におすすめしているのが債務整理。
債務整理という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、実際にどういう意味なのか、何を指しているのかを具体的に説明できる人は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、借金返済の一つの手段として使われる債務整理とは何か、その意味についてわかりやすく解説していきたいと思います。
混同されやすい「任意整理」との違いもわかりやすく説明していきますよー。
債務整理とは何?意味をわかりやすく解説!
ではさっそく、債務整理とは何か、その意味から見ていきましょう。
「債務整理」という言葉は一見難しく聞こえますが、意味を知れば非常にシンプル。
「債務」は借金を指す言葉なので、債務整理は、
借金を整理する
という事なんです!
意味がわかれば、わかりやすいですよね!
債務整理という言葉は、借金の返済が困難になった人がする行為全般を指します。
借金を整理する、という意味から考えると「A社からいくら借りてて…」「先にこっちを返済した方が楽になりそう…」という現状把握や計画をたてる「借金整理」という風に思うかもしれませんが、債務整理は違います。
(現状把握や計画も債務整理の初期段階では必要ですが)
債務整理とは、お金を借りている相手(業者)との合意を得た上で、借金の額を減らしたり、ゼロにしたりするという行為。
もちろん日本の法律に反していないやり方ですから、ずるいという事もありません。
借金の額を減らせば返済が楽になって無理なく完済できますし、借金がゼロになれば穏やかな生活を取り戻せて新しい人生を踏み出すことができます。
借金は貸してくれた相手もいる事ですから、全ての人が債務整理をできるとは限りません。
ですが、
- 返済できるよう日々努力しているが難しくなってきた
- 返済するために働きづめで身体がボロボロ
- 借金のことを考えるだけで不安で毎日ビクビクしている
というような、普通に返済できない状況になってきた人は債務整理を検討してみるべき。
借金返済のために無理をして人生をだいなしにするぐらいなら、債務整理を利用して再スタートをした方が、周囲の人や世の中のためにもなりますから。
債務整理の種類は4つ
ここからは債務整理の種類について、ざっくりとわかりやすく解説していきたいと思います!
債務整理には、
- 任意整理
- 特定調停
- 個人再生
- 自己破産
の4つがあります。
それぞれできることが違い、メリット・デメリットも異なります。
それぞれの特徴についてわかりやすく以下にまとめてみました。
任意整理
- 裁判所が入らない
- 借りた相手に直接交渉し、遅延損害金や将来かかる利息などを免除してもらう
- さらに返済期間を36回~60回(3年~5年)に伸ばしてもらう
- 借金の減額と返済期間の猶予をもらうことで返済を楽にする
- 同意を得られないと裁判を起こされる場合がある
- 個人で直接借りた相手と交渉するのは難しいので弁護士等に頼むべき
特定調停
- 裁判所が入る
- 裁判所で調停委員を間に入れて借りた相手と交渉できる(1対1にならない)
- 交渉することで遅延損害金や将来かかる利息などを免除してもらう
- さらに返済期間を36回~60回(3年~5年)に伸ばしてもらう
- 成立した結果は裁判の判決と同じ効力があるため、返済が滞るとすぐに差し押さえなどをされてしまう
個人再生
- 裁判所が入る
- 住宅ローン以外の借金を減らすことができる
- 住宅を残すことができる
- 職業の制限・資格の制限がないが、安定した収入がないといけない
- 個人で行なうのは難しいため、弁護士に頼む必要がある
自己破産
- 裁判所が入る
- 全ての借金をなくすことができる(返済しなくてよくなる)
- 持っている資産を手ばなさないといけない
- 職業の制限・資格の制限がある
- 借金の理由によっては認められない
- 個人で行なうのは難しいため、弁護士に頼む必要がある
ざっとわかりやすくまとめるとこういう感じです。
任意整理だけが他の3つと違い、裁判所を通さずに個人と業者間で合意を得るという形になります。
個人と業者間と言っても、自分で業者のところに話し合いに行っても相手にされないため、弁護士や司法書士などの専門家を代理人にたてて話し合うのが一般的です。
債務整理と任意整理は言葉が似ているため、なんとなく混同している人も多いと思います。
ですが債務整理と任意整理の間には
- 債務整理 → 借金を減らす手続き全般を指す
- 任意整理 → 債務整理の一種で、借りた相手と話し合って借金の減額・返済期間延長をしてもらうこと
という違いがあります。
前半でも書きましたが、債務整理は日本の法律に反していない、問題のないやり方です。
「借金を返すのがキツい」と感じているのであれば、それは危険信号。
今の自分に債務整理が必要か、どれだけ借金の額を減らせるのかはたった3分で調べることができます。
こうしている間にもあなたの借金はふくらんでいます。
すぐに行動すれば借金を減らせる可能性もありますから、減額できるかどうかだけでも今すぐチェックしてみましょう。
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