こんにちは。
借金完済主婦、たかちです。
前回までの記事で任意整理の大まかなことについてはわかってきたと思います。
ですが任意整理をする前に、かかる費用や期間などもしっかり確認しておかないといけませんよね。
そこで今回は、任意整理の費用や期間、差し押さえや信用情報などの疑問について、まとめてわかりやすく解説していきたいと思います。
任意整理にかかる費用はいくら?わかりやすく解説。【債務整理】
ではまず、任意整理にかかる費用から見ていきましょう。
任意整理は裁判所を入れずに、お金を借りた人と貸した人(業者)の間で、個人的に交渉して借金を整理する方法です。
ですから他の債務整理のやり方のように裁判所などに払う費用はいりません。
ですがすでに何度かお伝えしているように、任意整理は個人同士で交渉できるとは言え、相手はお金を貸すプロ。
素人がのりこんでいって交渉したところで、まともに話を聞いてもらうことはできません。
それに、交渉に入れても上手く和解に持っていけないと、裁判を起こされてしまうなどのリスクもあるため、高い交渉力が必要です。
そのために必要なのが弁護士や司法書士といった専門家の力。
特に弁護士はカバーできる債務整理の範囲が広く、交渉能力も高いため、スムーズに任意整理を進めるなら弁護士に依頼するのがおすすめです。
任意整理の報酬は弁護士によって異なりますが、一般的には
- 着手金 → 5万円
- 成功報酬 → 5万円
- 減額報酬 → 減額した分の10~20%
程度が多いようです(交渉する業者1社あたり)。
この報酬だけを見ると高く感じるかもしれませんが、
- 苦しい借金生活から抜け出せる
- 弁護士を代理人にできるため取立てがストップする
- 交渉を任せることができる
- スピーディに和解まで持ち込める
などのメリットを考えると、弁護士費用は決して高くはありません。
弁護士費用がかかったとしても、借金を減らしてもらえる訳ですから、トータルで考えれば安い買い物だと思います。
任意整理にかかる期間はどのくらい?わかりやすく解説。【債務整理】
次に、任意整理にかかる期間について解説していきます。
任意整理にかかる期間は、一般的には
3~4ヶ月
と言われています。
これは1社あたりにかかる期間なので、借りている相手が多い場合、さらに時間がかかる可能性もあります。
また、交渉が上手くいかない場合は1年近く続く場合も。
この数字は弁護士などの専門家に依頼した場合の期間になるため、もし一人でやるとしたらより手間がかかって長期化するか、途中で決裂した場合は裁判になる可能性もあります。
任意整理で差し押さえはされる?わかりやすく解説。【債務整理】
続いては、多くの人が心配する「任意整理で差し押さえはされるのか?」という点です。
結論から書くと、任意整理で差し押さえはされません。
繰り返しになりますが、任意整理は法的手段ではなく、債務者(お金を借りた人)と債権者(お金を貸した人)との間で交渉をする借金整理方法です。
なので任意整理をされたからと言って、業者が債務者のお金やモノを差し押さえる権利は全くなく、万が一差し押さえをしたらそれは単なる窃盗になってしまいます。
ですから、任意整理をしたからと言って差し押さえをされる事はないので安心してください。
任意整理で信用情報機関に登録される?わかりやすく解説。【債務整理】
日本には「信用情報機関」という、債務者が普通に返済できなかった場合にその記録(信用情報)を残している組織があります。
お金を貸す業者は全てこの信用情報機関と契約を結んでおり、誰かにお金を貸す際にその人の返済能力をチェックしているんです。
任意整理をすると、通常の返済能力がないと見なされ、債権者からこの信用情報機関に信用情報が提供され、登録をされてしまいます。
これが、俗に言う「ブラックリストに載る」という状態です。
(任意整理以外のどの債務整理法を選んでも、信用情報機関に登録されてしまいます)
登録をされてしまうと、返済能力がない人として扱われるため、
- お金を借りられなくなる
- 新規にローンが組めなくなる
- 新しくクレジットカードが作れなくなる
などの可能性が高くなります。
ただ、信用情報機関に登録されている期間は約5年と言われているため、その期間が過ぎれば登録情報は消され、以前と同じように借金ができるようになります。
任意整理は他の債務整理法に比べてデメリットが少ない方法だと個人的には思います。
任意整理で済むならそれに越したことはないので、借金がこれ以上ふくらむ前にとりかかるのがおすすめ。
早い段階で任意整理をすることで、スムーズに和解まで持ち込める可能性が高くなります。
こうしている間にも借金はふくらんでいます。
今借金の返済が苦しいと感じるなら、まずはどのくらい借金を減らせるか、いますぐチェックするところから始めてみましょう。
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