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時効援用するのに夜逃げは有効?住民票が移せないデメリットが多すぎた。【消滅時効】

こんにちは。
借金完済主婦、たかちです。

借金の返済に苦しんでいる人の中には、時効で借金をなくすことができる「時効援用」を使って借金を帳消しにすることを考える人がいるようです。

ですが時効援用で借金をなくすためには、時効期間の間借金を一度も返済していないなどの条件を満たしていることが必要です。

そのため、取立てにあわないように夜逃げをして時効援用を狙おうとする人もいるようですが、はっきり言って、夜逃げなんて絶対にやめた方がいい!

確かに借金の返済に追われる生活は苦しいし、自己破産などの債務整理をするのは気がすすまないかもしれません。

ですが、それよりも夜逃げをする方が何倍も、何十倍も大変なんです!

夜逃げをするとなると住民票を夜逃げ先に移すことができないため、生活がものすごく不便になってしまいます。

だから借金の時効になるのがまだまだ先で、それまで返済ができそうにないからという理由で夜逃げを考えているようなら、いますぐに債務整理で借金を減らす、または帳消しにすることを検討すべきです。

今回は、時効援用するために夜逃げは有効なのか、そして夜逃げで住民票を移せないことのデメリットについて書いていきたいと思います。

※夜逃げする前に、今の借金を減らせるかどうかだけでもチェックしましょう!

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もくじ

時効援用で借金をなくしたいなら、夜逃げが一番いい?!

借金の返済に苦しんでいる人の中には、借金に時効があるという事を知って「なんとかして時効を成立させられないか」と考える人もいるようです。

借金の時効を成立させるためには、時効期間のあいだに借金を一度も返済していないなどの条件を満たさないといけないため、「じゃあ夜逃げして取り立てられないようにしよう!」と夜逃げしようとする人もいます。

確かに夜逃げをすれば、債権者(お金を貸した側)には居場所を知られなくなるため、督促状や取立てなども来なくなるでしょう。

ですが、時効援用をするために夜逃げをするなんて、絶対にやめた方がいいです!!

私も昔、夜逃げをしようと考えたことがあり、色々と夜逃げについて調べましたが、調べれば調べるほど悪い結果しか見えてこない。

借金まみれの生活で大きなストレスを抱えているせいで、「今の状況から逃げ出せば楽になれる」と思ってしまうかもしれませんが、夜逃げをしても決して楽にはなれません。

むしろ、夜逃げをした後の生活の方がはるかに生活が苦しくなります。

夜逃げをすると何が良くないかというと、

  • 債権者に住所を知られないようにするために住民票を夜逃げ先に異動できない
  • 住民票がないため免許証、保険証、パスポートなどの公的証明書が手に入らない
  • 身分証がないとアパートやマンションを借りられない(住みこみで働くか高額な訳あり用物件に住む)
  • 身分証がないとまともなところでは雇ってもらえないため、日雇いや怪しげなところでしか働けなくなる
  • 結婚・出産をするとなるとそのまま生活していくのが難しくなる(住民票を移すと督促がきたり滞納している税金等を払わないといけなくなる)

など、普通に生活していくことができなくなります。

住民票を異動できないせいで、できることが大幅に制限されて生きていくことになりますから、そんな生活をしていくぐらいなら、借金を整理してやり直す方がはるかに楽しい人生を送ることができます。

ですから、時効援用を狙って夜逃げをするのはやめましょう。

夜逃げをしないで時効援用する方法はある?

ここまでを読んで

「夜逃げをするとデメリットが多いことは分かったけど、夜逃げをしないで時効援用をする方法もあるんじゃない?」

と思った人もいるかもしれませんね。

確かに、夜逃げをしなくても時効援用ができる場合もあります。

ですが、時効が成立する期間のあいだに

  • 一度も借金を返済していない
  • 債権者に返済する約束をしていない
  • 債権者に法的な手続きをとられていない

などの条件が満たされなければいけません。

夜逃げをしないでこれらの条件を満たすことは、かなり難しいです。

債権者は借金を回収できないと商売になりませんから、何もせずに時効が成立するのを待つなんてことはまずないですから。

「夜逃げはしないけど、督促や電話や取立てを無視し続ければなんどかなるんじゃない?」と思う人もいるかもしれません。

ですが、督促や電話を無視していても、裁判を起こされたり差し押さえされる可能性はありますから、そうなれば結果的により大変なことになってしまいます。

「じゃあどうやったら時効援用を狙えるの?」と思ったかもしれませんが、

時効援用は狙うものではなく、「気づいたらできる状態だった」という時にやるのが一番おすすめ。

つまり、

  • 「気づいたら時効になっていた」
  • 「いつの間にかもうすぐ時効になりそう」

という時にはじめて時効援用を考える、というスタンスが理想的なんです。

すでにお伝えした通り、時効までまだ時間があるのであれば、夜逃げをしてもしなくても常に大きなリスクはつきまといます。

ですから、消滅時効になるのがまだまだ先なのであれば、夜逃げや踏み倒しは考えないで、債務整理をする方が圧倒的に楽。

自己破産をすると人生が終わる、と思っている人も多いかもしれませんが、夜逃げするより自己破産の方がはるかに良い生活を送ることができます。

しばらく借金やクレジットカードは利用できなくなりますが、デビットカードを使えばクレジットカードと同じように支払いができるし、住民票はそのままだから各証明書なども普通に使えて、借金以外のことはすべて以前と同じ状態で暮らすことができますから。

それにほとんどの場合、職場や知人に自己破産をしたことがバレることもありません。

債務整理は恥ずかしいことではなく、むしろ周囲に迷惑をかけている今の状況を改善して、前に進むために必要なこと。

夜逃げをして多くのものを失うことを考えれば、債務整理をするぐらい、はるかに簡単です。

今ならまだ間に合いますから、まずはどのくらい借金を減らせるかチェックするところから始めましょう。

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