こんにちは。
借金完済主婦、たかちです。
借金をなくす方法として時効援用と債務整理の両方が知られていますが、これらの間には大きな違いがあります。
とくに自己破産と時効援用は「借金を全てなくす」という部分は同じですが、根本的に違うやり方です。
借金の返済ができない場合、人によってはどっちも選べる状況だという人もいるかもしれません。
ですが、時効援用ができるのであれば断然、時効援用を選ぶのがおすすめ。
それだけ両者の違いが大きいんです。
という訳で今回は、時効援用と債務整理(自己破産)にはどのような違いがあるのか、どっちがいいのか、という点をわかりやすく解説していきたいと思います。
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時効援用と債務整理の違いは何?どっちがいい?わかりやすく解説。
ではまず、時効援用と債務整理の違いから、わかりやすく解説していきます。
債務整理とは、借金の整理をして借金の額を減らしたり、全てなくしたりする手続き全般を指します。
時効援用も払えない借金をなくして整理する行為ですから、人によっては時効援用は債務整理の一種だと考えている人もいます。
ですが、一般的には時効援用は債務整理とは違うやり方だと考えている人が多いため、ここでも違う方法として説明していきます。
債務整理とは何か、というところがわからない人もいると思うので、そこから解説していきますね。
債務整理の方法は大きく分けて4種類。
- 任意整理 → 裁判所を入れないで個人的に債権者と話し合って借金を減らす
- 特定調停 → 裁判所の調停員を間に入れて債権者を話し合って借金を減らす
- 個人再生 → 裁判所を入れて手続きをすることで借金を大幅に減らす
- 自己破産 → 裁判所を入れて手続きをすることで借金をすべてなくす
ざっくりわかりやすく説明すると、それぞれの内容はこのようになっています。
そして時効援用についてあらためて説明すると、
借金の時効が成立している場合に、債権者に「もう返済しない」と宣言することで借金をなくす
というやり方です。
それぞれがどのような方法かを知るだけでも根本的な考え方、やり方に大きな違いがあることがわかりますよね。
時効援用の場合は、借金を払う必要がなくなっているため、それを債権者に伝えるだけで自動的に借金をなくすことができます。
ですが債務整理の場合は、借金の支払い義務は残っているため、債権者になかば強制的に協力してもらって減額・免除をしてもらうのです。
時効が成立しているかどうかの違い
時効援用と債務整理の根本的な違いの1つに「時効が成立しているか」という点があります。
消費者金融や銀行、クレジットカード会社からの借金の時効は、ほとんどの場合5年となっています。
借金の返済を滞納している場合、業者が5年間も放置している事はまずなく、何かしら法的な手段で借金を回収しようとしてきます。
そうなると時効は成立せず、時効援用のやり方は使えないので債務整理のうちのどれかのやり方で借金を整理することになります。
ですが、何かの行き違いで督促状が届いていなかったり、届いていても無視していたり、業者が何もせずに放置していることもまれにあります。
そういう場合にそのまま一度も返済することなく5年が経過すると時効が成立するため、そうなれば時効援用の手続きをとって借金をなくすことができるようになります。
手続き・費用・時間の違い
債務整理と時効援用は手続き・費用・かかる時間にも大きな違いがあります。
手続きの違い
- 債務整理 → 手続きが複雑で面倒
- 時効援用 → 債務整理よりは簡単
かかる費用の違い
- 債務整理 → 1社数万円~20万円かかる場合も
- 時効援用 → 1社2万円~5万円程度
手続きにかかる時間の違い
- 債務整理 → 3ヶ月~1年かかる場合も
- 時効援用 → 最短で約2週間
このように、債務整理と時効援用を比較してみると、時効援用の方が手軽にできることがわかります。
手続き後の借金の返済
手続きを終えた後に、借金の返済をするかどうかにもついても違いがあります。
- 任意整理 → 一部返済が必要
- 特定調停 → 一部返済が必要
- 個人再生 → 一部返済が必要
- 自己破産 → 全額返済不要
- 時効援用 → 全額返済不要
このようになっています。
自己破産以外の債務整理については一部の借金を減らしてもらう形になるので、残りの返済をする必要があります。
自己破産は時効援用と同じように全ての返済は不要となります。
手続き後の信用情報の違い
債務整理と時効援用の大きな違いとして挙げられるのが、手続き後の信用情報の記録です。
- 債務整理 → 借金を返済できなかったという記録
- 時効援用 → 借金を完済できたという記録
このような違いがあります。
比較すると、明らかに時効援用の方が信用情報上は良い記録になっていますよね。
債務整理の場合、少なくとも5年以上は借金を返済できずに債務整理をしたという記録が残るため、手続き後しばらくの間は借金やローン・クレジットカードの利用がほぼできなくなります。
一方時効援用は手続き後に借金を完済したという風に信用情報に記録することが可能です。
そうなれば業者から返済能力を疑われることもないですから、手続き後から借金やローン・クレジットカードの利用ができる可能性が高くなるんです。
※時効援用後に借金を完済したように信用情報に記録するには、そのやり方とノウハウを持っていなければ難しいです。
個人ではかなり難しいですから、行政書士などの専門家に相談することをおすすめします。
時効援用と自己破産の違い
時効援用と自己破産は、どっちも借金を全てなくすことができるという共通点がありますが、ここまでを読んで大きな違いがあるということはだいたい分かったと思います。
- 時効が成立しているかどうか
- 手続きの複雑さ
- 手続きにかかる費用と時間
- 手続き後の信用情報の内容
これらの点で全て大きく違いがあり、明らかに自己破産の方が負担も失うものも多いです。
借金の返済が全くできず、全てを帳消しにするしかない、という事になった場合、時効援用にできるならそうすべきです。
ただし、時効援用は時効が成立していなければ使えませんから、時効がきているかどうかわからないのであれば、行政書士などの専門家にチェックしてもらいましょう。
【まとめ】選べるなら圧倒的に時効援用の方がおすすめ。
ここまでで時効援用と債務整理の違いについてわかってもらえたと思います。
手続きのやり方や費用、手続き後の生活のこと考えると、やはり圧倒的に時効援用の方がおすすめです。
時効が成立しているのなら、絶対に時効援用にすべき。
ただ、時効成立まで時間がかなりある場合は無理に時効まで逃げようとしない方がいいですから、返済が難しいなら債務整理を検討しましょう。
債務整理は手続き後の信用情報の問題もあるし、借金の返済ができなかったというとイメージが悪いのでやりたがらない人が多いです。
それに対して時効援用は、「借金が時効になって払わずに済んだ」と言えるのでイメージはそこまで悪くならないし、手続きもすぐに終わって費用も安く済むので、時効になっているなら時効援用の方がおすすめです。
時効援用を確実に成功させたいなら、行政書士などの専門家に依頼する方が安全です。
「自分の借金は時効になっている?」「時効援用ができるかどうかわからない」という疑問がある場合でも、専門家に相談してOKです。
時効が成立しているかどうかというところから正確に判断してもらえますから、時効成立をじゃまされていない今のうちに、まずは無料相談でチェックしてもらいましょう。
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