こんにちは。
借金完済主婦、たかちです。
最近奨学金の返済ができないケースが増えていることが話題になっていますが、奨学金の場合も債権(借金を返済してもらう権利)が債権回収会社(サービサー)に移っていることがあります。
特に日立キャピタル債権回収株式会社では多くの奨学金の督促を行っています。
ただ日立キャピタルから督促状が届いても、奨学金を借りたところとは違う名前だという理由で詐欺だと決めつけて無視してしまう人が多いようです。
ですが、日立キャピタル債権回収は法務大臣の許可を受けて営業している債権回収会社(サービサー)ですから、なりすましなどの詐欺でない限り、日立キャピタルからの返済請求は正当なもの。
なので日立キャピタルからの督促をちゃんと確認もせずに無視すると、裁判などのおおごとに発展してしまう危険性があるのです。
今回は、日立キャピタル債権回収からのハガキ・電話などが詐欺かどうかを見分ける方法、そして督促が来た時の対処法などについて書いていこうと思います。
「日立キャピタルからの督促が来た」という人は参考にしてみてください。
督促状が来たらまず弁護士に相談を!
どうすればいいかわからない督促状が届いたら、まず弁護士に相談するのが一番安全です。
詐欺だった場合はしかるべき対処をしてくれますし、返済すべき借金が残っていたら減額交渉を依頼できますから。
知識のない素人が勝手に判断して動いたり放置したりすると、後で大変なことになる可能性も高いですから、まず専門家に相談しましょう。
借金問題を専門に扱う弁護士事務所「東京ロータス法律事務所」なら、相談だけなら何度でも無料ですから、気軽に問い合わせることができます。
放置して大変なことになる前に、いますぐ無料相談で何をすべきかのアドバイスをもらいましょう!
【サービサー】日立キャピタル債権回収株式会社の電話番号や基本情報
- 会社名:日立キャピタル債権回収株式会社
- 法人番号:1010401002007
- 代表者:森幸一
- 本店住所:〒105-0003東京都港区西新橋一丁目3番1号
- 電話番号:03-3503-7390
- 元の債権者:日立グループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、住宅金融支援機構(住宅ローン)、日本学生支援機構の奨学金、日本国際教育支援協会、損害保険ジャパン日本興亜、京都府の修学金※元の債権者はこれ以外にもある可能性があります
繰り返しますが、日立キャピタル債権回収株式会社は実在する、法務大臣の許可を得て運営されている債権回収会社(サービサー)です。
なので本物の日立キャピタル債権回収から督促があったとしたら、それは詐欺でも違法でもありません。
日立キャピタルは債権者(実際にお金を貸した人)に依頼されて借金の回収をするだけでなく、債権(借金を返済してもらう権利)を買い取ってから借金を回収して利益を得る「債権買取」の業務も行っています。
日立キャピタル債権回収からの督促ハガキ・SMS・電話は無視しても大丈夫?【サービサー】
日立キャピタル債権回収からの督促ハガキや電話、ショートメール(SMS)を、「知らない名前だから」と詐欺だと決めつけ、無視する人も少なくないようです。
ですが冒頭でもお伝えしたように、最初から詐欺だと決めつけて無視するのは危険です。
日立キャピタルはもとの債権者の代わりに借金を回収している訳ですから、もとの債権者への未払い分があるのなら、日立キャピタルからの請求は正当なもので、詐欺でも違法でもありません。
なので、届いたハガキやショートメール(SMS)が本物の日立キャピタル債権回収からのもので、借金が時効になっていないのなら、言われた通りに支払い(返済)をしないといけません。
ハガキやショートメール(SMS)、電話を無視し続けていると裁判を起こされ、最終的には会社からの給与や財産を差押さえられる事もあるのです。
過去に未払いの借金がなかったか振り返ってみよう
日立キャピタル債権回収株式会社からの督促は、
- 電話
- ハガキ(圧着ハガキ)
- ショートメール(SMS)
- 手紙
などで行なわれることが多いようです。
ハガキや手紙のタイトル
ハガキや手紙のタイトルは、
- 督促状
- 債権譲渡通知
- ご案内
- 支払いご依頼通知
- 債権の受託通知書
- 提案書
- 通知書
- 催告書
などになっていることが多いようです。
電話の発信元番号
また電話をしてくる場合の発信元電話番号は、
- 0120-211-704
- 0120-211-791
- 0120-211-796
- 0120-300-941
- 0120-387-600
- 0120-553-516
- 0120-711-332
- 0120-764-200
- 022-208-7835
- 022-211-7258
- 022-211-7259
- 022-211-7260
- 022-211-7261
- 022-211-7262
- 022-211-7263
- 022-211-7278
- 03-3503-7390
- 03-5470-9520
- 052-855-0811
- 076-224-3993
- 082-242-1012
- 092-281-7408
になっています。
ショートメール(SMS)の内容
日立キャピタル債権回収株式会社ではショートメール(SMS)の送信も行っています。
ショートメール(SMS)の内容は、
日立キャピタル債権回収(株)です。
日本学生支援機構の奨学金の件でご連絡ください。
フリーダイヤル0120-211-796
このようになっています。
日立キャピタルからのハガキ・手紙・電話・SMSを無視し続けると、裁判を起こされる可能性もあります。
なので日立キャピタル債権回収株式会社からハガキや手紙、ショートメール(SMS)が届いたら、無視しないで必ず内容をチェックしましょう。
そして返済していない借金があったかどうか、よく思い出してみましょう。
日立キャピタルは奨学金返済の督促も行っている
ちなみに、「日立キャピタルから督促状が届いたけど詐欺ですか?」と問い合わせてくる人の多くが奨学金を借りていた人です。
日立キャピタルという名前に覚えがない場合でも、奨学金を借りていたのであればその部分で思い当たるところがあるかもしれません。
※もちろん奨学金以外の未払いの可能性もあります
全く思い当たらなければ詐欺かも
繰り返しますが、日立キャピタル債権回収株式会社は実際にある、法務大臣認定の債権回収会社(サービサー)です。
なので日立キャピタル債権回収からのハガキや手紙、ショートメール(SMS)の内容に心当たりがないのであれば、詐欺集団がなりすましをしている事も考えられます。
実際に日立キャピタルの名前が詐欺に使われた手口があるので、以下にご紹介していきます。
通信費の架空請求詐欺
日立キャピタル債権回収とその弁護士や従業員を名乗って、通信費等の架空請求が行われている詐欺。
これまでに日立キャピタル債権回収の名前をかたって使用された電話番号は以下のとおり。
- 03-6670-1157
- 03-5657-6739
- 050-5305-2507
- 03-6328-4560
- 03-5657-4370
- 03-4434-0031
- 03-6367-2624
- 03-5656-7490
- 03-5656-8222
- 050-5305-2512
- 03-6914-0384
- 03-6912-8294
※日立キャピタル債権回収会社では通信費等の債権回収は行っていません
信用情報機関の解除金詐欺
奨学金を滞納した人に、日立キャピタル債権回収会社の名前をかたり、個人信用情報機関に登録しないための解除金70000円を請求するという手口。
信用情報機関の解除という手続きはないため、解除金というものも存在しません。
ここに挙げた以外にも詐欺の手口はあると考えられるので、よく考えても思い当たらない場合はまず詐欺を疑ってみてもいいです。
届いた手紙やハガキが詐欺かどうかの見分け方は以前書いた記事で解説していますので、こちらをどうぞ↓

自分で判断するより弁護士に相談すべき
ただ、自分が借金をした相手から日立キャピタル債権回収に債権が移るまでに複数の会社の間で転売された可能性もあります。
そうなると日立キャピタルからの通知に記載されている債権者(借金を返してもらう権利を持つ人)は自分がお金を借りた業者とは違っていたりするので、そうなると債権者の名前を見て詐欺かどうかを判断することはできません。
なので、日立キャピタル債権回収からの督促に心当たりがなかったとしても無視はしないで、
- 詐欺だった場合の対策
- 正当な請求だった場合の返済対策
のどちらにも対応できるよう、まずは弁護士に相談することをおすすめします。
突然裁判を起こされる可能性もありますから、1日でも早く相談してどう動くべきかのアドバイスをもらっておきましょう。
※弁護士の無料相談のおすすめは↓こちら↓
日立キャピタル債権回収からのハガキ・手紙・SMSに心当たりがある場合【サービサー】
日立キャピタル債権回収からの督促に心当たりがある場合も、無視をするのはNGです。
滞納している借金・奨学金の返済義務がまだある訳ですから、
- 言われた通りにきちんと返済する
- 債務整理をして借金を減額または無くす
- 時効援用をして返済義務を無くす
のどれかのやり方で対応をしていくことになります。
どのやり方をどう選ぶかについては、この後引き続き解説していきます。
5年間返済していなければ時効になっている可能性も
いまから過去5年間さかのぼって思い出してみて、1度も、1円も借金を返済していないのなら、時効が成立している可能性が高いです。
時効が成立していれば、「時効援用」という手続きをとることで返済義務を完全に無くすことが可能です。
時効援用をするなら専門家に任せるのがベスト
ただし、時効援用を成功させるためには時効状態を守る必要があり、そのためには
- 日立キャピタル債権回収に自分から連絡しない
- 日立キャピタルから連絡があっても対応しない(できるだけ避ける)
の2点に気をつける必要があります。
お金を借りた側が借金をしていることを認めた場合、時効がリセットされてしまうから。
そのため、時効援用をしたいなら日立キャピタルに対して借金を認めるような言動をしないようにする必要があるんです。
同じ理由で、日立キャピタル債権回収から電話があっても、借金がある事を認めないようにしましょう。
間違って電話に出てしまったら、
「覚えていない」
「忙しいからまた連絡して」
などと言ってかわしておけばいいでしょう。
時効援用をしたいならとりあえずはサービサーとのやりとりを避けるようにして、時効成立をじゃまされていない今のうちに、一刻も早く行政書士などの時効援用の専門家に相談しましょう。
時効になっていない場合
過去5年間に1円でも借金を返済していた場合、時効が成立していない可能性が高いです。
そうなれば当然、返済義務がありますから、返済しなければいけません。
まずは、借金の総額がいくらかを確認するため、日立キャピタル債権回収に電話をしましょう。
言われた額が問題なく払えるのであればそのまま返済してもいいですが、すぐに返済ができないようならとりあえず返済を待ってもらうように頼みましょう。
債務整理をする場合も専門家に任せるのが一番
待ってもらっても返済できないような額にまで膨らんでいた場合、債務整理(借金整理)をして借金を減額するか、帳消しにするしかありません。
債務整理をするなら専門家に依頼するのが一番なので、債務整理ができるかという最初の判断から全て、弁護士にお任せしてしまいましょう。
日立キャピタル債権回収に債権が移っているとしたら、いつ裁判を起こされてもおかしくない状況です。
手遅れにならないうちに、一刻も早く弁護士に相談するのがベストです。
※弁護士の無料相談のおすすめは↓こちら↓